遊ぶだけで水平思考が身に付く「ウミガメのスープ」が面白い

SEにぜひ身に着けてほしいスキルのひとつに水平思考（ラテラルシンキング）があります。（もちろんSE以外にもおすすめです。）

この水平思考を遊んでいるだけで身に付けられるゲームを見つけたので紹介。

水平思考（ラテラルシンキング）とは
ウミガメのスープとは
さいごに

水平思考（ラテラルシンキング）とは

水平思考（すいへいしこう、英：Lateral thinking）は、問題解決のために既成の理論や概念にとらわれずアイデアを生み出す方法である。エドワード・デボノが1967年頃に提唱した。
デボノは従来の論理的思考や分析的思考を垂直思考(Vertical thinking)として、論理を深めるには有効である一方で、斬新な発想は生まれにくいとしている。これに対して水平思考は多様な視点から物事を見ることで直感的な発想を生み出す方法である。垂直思考を既に掘られている穴を奥へ掘り進めるのに例えるのなら、水平思考は新しく穴を掘り始めるのに相当する^[1]。
引用：Wikipedia 水平思考

前提や常識から疑ってあたらしい発想をするのが水平思考です。

『そもそも、それってやらなきゃ駄目なんですか？』とか、もう前提を覆しちゃうような柔軟な発想ができる。

まぁ、もちろん論理的思考（垂直思考）は身に着けたい所ではありますが、それに水平思考が加わったら最強ということです。だって、垂直と水平を掛け合わせれば面になりますからね。

何かを発想したり、見つけたりする際・・・

論理的思考も水平思考もできない人：点（0次元）
論理的思考または水平思考だけの人：線（1次元）
論理的思考も水平思考もできる人　：面（2次元）

で考えると言い換えてよく、発想の次元が違うといっても過言ではないです。

▽ 水平思考のできるSEとできないSEについて、生産性にどれだけ差がでるか説明している記事がこちら

SEやプログラマの生産性は100倍差が出るという話を例を挙げて説明します。

SEやプログラマの生産性は、有能と無能で10倍も100倍も差が出るで言われますが、そんなことありえる

ウミガメのスープとは

水平思考パズル

シチュエーションパズル(Situation puzzle)は、思考パズルの一種。「水平思考パズル」「水平思考推理ゲーム」「yes/noパズル」とも言われる。「推理クイズ」と言われることもあるが、厳密にはクイズではない。
引用：Wikipedia シチュエーションパズル

「ウミガメのスープ」という有名な水平思考パズルの問題があり、その名前を取って、水平思考パズルを「ウミガメのスープ」と呼ばれています。

一見不可解な状況の問題文を「YES/NO」で答えられる質問を繰り返し真相を解き明かすゲームです。答えを聞けば、最初は不可解だった問題文もすっきり納得できるようになっています。

このパズルの肝は発想力。

色々な可能性に頭を張り巡らせて考えることが重要で、それによって水平思考が自然と鍛えられます。

そして、何より面白い。

ウミガメのスープ

ある男が、とある海の見えるレストランで「ウミガメのスープ」を注文しました。しかし、彼はその「ウミガメのスープ」を一口飲んだところで止め、シェフを呼びました。
「すみません。これは本当にウミガメのスープですか？」
「はい･･･　ウミガメのスープに間違いございません。」
男は勘定を済ませ、帰宅した後、自殺をしました。
何故でしょう？

一見不可解に見えるこの文章も、解き明かすと納得できる答えが隠されています。

この男はウミガメが好きだった　⇒　NO、関係ありません。
この男は昔船乗りだった？　⇒　YES
昔、嵐にあい遭難したことがあった？　⇒　YES
遭難した時はこの男以外にも誰かいた？　⇒　YES
この男はその時にウミガメのスープを飲んだ？　⇒　NO、今回が初めてでした。

・・・

といった形で、真実を探っていきます。

元ネタは世にも奇妙な物語かな。