SEは人を相手にする仕事
SEという職業は機械だけを相手にする仕事ではありません。上司、部下、同僚、そしてユーザーといったように人とコミュニケーションをとる必要があります。
しかし、IT業界というのはコミュニケーションが苦手という人も少なくありません。そのため、プログラムの勉強はするけど人について勉強するという人は多くないと思います。
ですが、考えてみてください。あなたの仕事を評価するのは何者でしょうか、そのプログラムは何者がレビューしますか、その資料は何者が読むのでしょうか、その仕事は何者に頼むのでしょうか。それは機械ではなく人ですよね。
人は感情で判断する
人は機械とは違い感情で判断します。従来の経済学では「人は合理的に判断する生き物である」と考えられてきました。ですが、その考え方は見直され「人は必ずしも合理的な行動をせず、環境や感情によって判断を変える」という視点が生まれました。それが、行動経済学という分野です。
人の感情を理解しコントロールできれば、あなたのお願いも受け入れてもらいやすくなりますし、相手が考えていることを引き出しやすくなります。普段から良好な人間関係が構築できれば、ちょっとしたミスであれば快くカバーしてくれるでしょう。あなたがマネージャーやリーダーであれば、チームメンバーのやる気を引き出し、生産性をあげることも可能です。
そして何より、仕事ははかどり気持ちよく仕事ができるようになります。
心理学はあなたの仕事の生産性と環境を改善する
心理学を学べば、人の行動をある程度コントロールすることが可能になります。
プログラムの勉強が足し算だとすれば、心理学の勉強は掛け算的にあなたの仕事に生きてくると言っても過言ではないと思います。
あなたのために、ひいてはみんなのために心理学を学んで見る気になったでしょうか。
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