休日に引きこもって何が悪い!?【内向型が幸せになる方法】

内向型
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休日に一歩も外に出なかった。そんな日がよくある。

もったいなかったな、外に出れば良かったとか自己嫌悪・・・

ちょっと待った!!

外に出ないことの何が悪いんですか!?

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なぜ休日に外に出ないのは悪いことなのか?

それが当たり前?

外に出たほうが良いというのは自分でそう思ったのですか、それとも、誰かがそう言っていたからそう思ったのですか?世間一般の当たり前ですか?

たしかに、世間一般的には外に出て活動的にふるまうことが良いことだという風潮がありますよね。休日の過ごし方の話題などでも

友達と遊びに行ってきたよ。あとは、フットサルしてきた。

みたいな内容だと、

 

充実した休日だね。

みたいな反応が一般的です。対して、

 

何もしてない。家でゆっくりしてたよ。

みたいな内容だと、

 

もったいない。もっと外に出たほうが良いよ。

とか言われることがあります。

 

なぜ外に出たほうが良い?

たしかに外に出ると新しいものに出会えたり色々な経験をすることができます。

そして、先ほどの会話のように休日にこんな所に行って、友達とこんなことをして楽しかったよ、と言ったように、活動的な人間に見えるのは確かです。

でも、それが良いことなのでしょうか?良いって何にとって?

家でひとりでいる時間だって、良い時間なんです。

内向型と外向型

人は生まれながらに持った性質というものがあります。これは後から変えられるようなものではありません。

そんな人の性質のひとつに「内向型」と「外向型」があります。

これは簡単に言うと、ひとりの時間が好きか、みんなでわいわいするのが好きかという違いです。割と一般的に語られる性格の区別のひとつですね。スイスの心理学者カール・グスタフ・ユングによって分類されました。

内向型と外向型は心理的エネルギーの充足の仕方が違う

内向型と外向型は根本的に違う点があります。それは、以下のような大きな違いです。

【内向型】
ひとりの時間によって精神エネルギーが回復する。
・他人と一緒にいると消耗。精神エネルギーが減少する。
【外向型】
他人と一緒にいる時間によって精神エネルギーが回復する。
・ひとりの時間は退屈。精神エネルギーが減少する。

真逆ですね(笑)

私なんかは完全に内向型です。誰かといることが嫌いではありませんが、その時間が長いと疲れてしまうんですね。平日の仕事では当然コミュニケーションをたくさん行いますから、その分土日などの休日はひとりの時間を過ごす充電時間が必要となります。

休日に遊びに行くこともありますが、ひとりで何もしない日が絶対に必要です。特にひとりの時間を取れずに本当に疲れてしまった時などは、本当に何もやる気が出なくなって1日何もできなくなることさえもあります。

外で行動するとスタミナを消費して、家でじっとしてると回復するイメージですね。

逆に知り合いの外向型の人は本当に真逆です。休日はほぼ家におらず出かけている。ひとりでいると寂しいので、すぐ誰かに連絡したり、行き着けの飲み屋に行ったりする。休日の予定はほとんど埋まっているようなタイプです。

こういう人たちは外に出ることでスタミナを消費しておらず、むしろ回復しているんです。私には全く理解できません。

参考:Wikipedia 外向性と内向性

内向型と外向型は脳の感受性が違う

内向型と外向型は、そもそも脳の動きからして違うと言われています。

同じ刺激を受けても内向型は外向型に比べて大きく反応します。つまり、センシティブなんですね。もちろん、どちらの型も刺激は必要なのですが、ちょうど良く感じる刺激の強さが違うのです。

例えばちょうど良い刺激レベルを100として、内向型と外向型では以下のように感じ方が変わってきます。

□ ひとりで読書する(刺激:50)
 内向型 : 50 × 2 = 100 ・・・ ちょうど良い。心地よい。
 外向型 : 50 ÷ 2 = 25 ・・・ 物足りなく感じる。
□ 大人数で川原でBBQ(刺激:200)
 内向型 : 200 × 2 = 400 ・・・ 刺激が強すぎて疲れてしまう。
 外向型 : 100 ÷ 2 = 100 ・・・ ちょうど良い。心地よい。

このように内向型の人はセンシティブなため少ない刺激で満足し、反対に外向型の人はより強い刺激を求める傾向が出てきます。内向型にとって過度の刺激は毒なのです。

この度合いは人により異なります。極度に刺激に敏感な人は「HSP(Highly Sensitive Person)」とも呼ばれます。実はこのHSPの人は人口の約20%いるとも言われています。(逆に極度に刺激を求める(刺激に鈍感な)人を「HSS(High Sensation Seeking)」と呼びます。)

刺激への感受性は赤ちゃんを対象に行われた実験でも明らかにされています。

ケーガンらは、生後四ヵ月の赤ん坊に慎重に選んだいくつかの新しい体験をさせた。録音した声を聞かせたり、色鮮やかなモビールを見せたり、先端をアルコールに浸した綿棒を嗅がせたりしたのだ。それらの未知の体験に対して、赤ん坊たちはそれぞれに反応した。全体の約二〇%は元気よく泣いて、手足をばたつかせた。ケーガンはこのグループを「高反応」と呼んだ。約四〇%は静かで落ち着いたままで、時々手足を動かすものの、さほど大きな動きではなかった。ケーガンはこのグループを「低反応」と呼んだ。残りの約四〇%は「高反応」と「低反応」との中間だった。ケーガンは物静かな一〇代に成長するのは「高反応」グループの赤ん坊だと予測した。

参考:内向型人間のすごい力 静かな人が世界を変える (講談社+α文庫)(スーザン・ケイン)

社会では外向型の意見のほうが強い、が気にしないほうが良い

外向型の意見のほうが表に出やすくて強い

これはちょっと考えてみると分かることなのですが、世間では外向型の意見のほうがあふれています。

なぜならば、社会に出るのは外向型の人のほうが多く、外向型のほうがおしゃべりで自分の意見をはっきりと口にします。対して内向型の人はあまり外に出ないですし、自分の意見を口に出すのが苦手、そして他人から影響を受けてしまいます。

そうすると、必然的に社会には外向型の意見があふれ、また内向型の人は外向型の意見に影響を受けてしまうため、外向型の意見が正しい良いことだと多くの人が思ってしまうのです。

その結果として、内向型の人の考え方や生き方は、根暗だとかオタクだとか社会不適合のようなネガティブな生き方のように言われがちです。

内向型は「サイレントマジョリティ(声なき多数者)」なのです。

多くの成功法則は外向型向け

また、一般的に言われる成功法則の多くは外向型による外向型のための成功法則なので、それを内向型の人がそのまま鵜呑みにして、同じようにしてもうまくいきません。

・友達がいっぱいいるのは良いこと。友達をたくさん作ろう。

・失敗を恐れるな。どんどんチャレンジしよう。

・人との繋がりこそ人生。いろんな人とあって交友関係を広げよう。

・輪を乱すな。みんなに合わせよう。

外向型がストレス無くできることでも、内向型には激しいストレスを伴います。そうしてうまくいかず挫折して自己嫌悪してしまうのです。

思えば学校の教えも多くは外向型による外向型のための教えですよね。内向型の人の多くは、そういった教えにストレスを感じていたことだと思います。

まずはその主張が外向型向けか内向型向けか見極めて、どの程度参考にするか考えたほうが良いと思います。(※ 参考にするなとは言っていません。)

内向型の人は自分を内向型と認め、受け入れ、そのための戦略をとるべきです。


内向型人間のための人生戦略大全

アニメ映画の監督である押井守がこんな本も出しています。さすがにこれは行き過ぎに僕は感じてしまうけども。


やっぱり友だちはいらない。 (TOKYO NEWS BOOKS)

そもそも内向型の人は半分(50%)ぐらいいる

内向型と外向型の割合

先ほどの赤ちゃんを対象にした実験の割合を図にするとこうです。半分以上が内向型。実際は中間の40%は両向型と言われる分類だけど、外で消耗して充電期間が必要と言う点で内向型に分類しても良いと思います。

ちなみに内向型の人の一部は、精神エネルギーを消費して外向型のように振舞うスキルを発動することができます。一見すると外向型のように見えるけど、実は内向型という人がいるのです。

そのため、社会には外向型の人が多いように見えるのです。私も外向スイッチを入れると外向的になりますが長くは持ちません。後日反動を伴います。

という訳で、実は多くの人は内向的な性質を持っていて、ひとりでいる時間を必要としているのです。あなたは異端ではありません

外に出たほうが良いというのは外向型の意見。別に悪くないのだ。

さてもう気づいたと思いますが、外に出たほうが良いというのは外向型の主観的な意見と言えるということです。内向型の人には当てはまらないのです。

内向型の人にとって、休日に引きこもる時間は大切な時間なのです。全然悪いことではありません。

そもそもこの記事を読もうと思った人は、たぶん内向型の方かと思いますが外向型の意見は真に受けすぎないほうが懸命です。内向型の人が外向型の人のように行動すると、たちまち疲れてしまいます。

内向型は自分を受け入れて、自分の気持ちを大事にすると幸せになれる

内向型の人よ。

他人がどう言うかとか世間の目がとか、そういうことは気にせず、自分を受け入れて自分がどうしたいのかを基準に考えれば良い。外に出たい人はそうすれば良いし、出たくなければ出なければ良いんだ。何か言われる筋合いは無い。自分の人生だ。

読書をしたり、

テレビを見たり、

ゲームしたり、

ネットサーフィンしたり、

絵を描いたり、

好きな音楽を聴いたり、

ただぼーっとしたり、

そういう時間が内向型の人間には必要なときがあるんだ。それは時に、友達と遊ぶことよりも大切な時間なんだ。

そういえば、Mr.Childrenの曲の好きなフレーズに以下のようなものがある。

親友との約束キャンセルして 部屋でナイターを見よう

部屋に引きこもっても良いじゃない。僕はナイターは見ないけど、部屋でYoutubeでも見よう。

Mr.Children 雨のち晴れ

内向型と外向型は違う生き物

だと思う。

男と女とか、犬と猫とか、そのレベルで違う生き物だと思う。行動原理そのものが違う。

お互いに完全に変われないし変わる必要も無い。

ありのままの自分を受け入れて、自分らしく行動すれば良い。

さいごに

内向型の人は自己評価が低くなりがちらしい。

それはそうだ。

外向型的な性質をよしとする教育や常識の中で、それに相反する性質を持って生まれてきたのだから、否定されてきたりむりやり自分を捻じ曲げて合わせてきたのだから。

どちらの性質のほうが良い、という事は無いが内向型のほうが優れている点ももちろんある。深く考え思慮深く、人の気持ちに敏感で、ひとつのことに夢中になることができる。

実際、世界に名を残す天才には内向型の人間が少なくないそうだ。

・アイザックニュートン

・ビルゲイツ

・アインシュタイン

・ショパン

・さかなくん

などなど。内向的な性質だからこそ、好きなことに没頭して極め、世界を変えることができたのかもしれない。

HSP(Highly Sensitive Person)のことをギフテッドと言う人もいる。

そもそも、内向的な性質が劣性なのであれば自然淘汰されてしかるべきだ。でもそうならなかったのは、人類にとって必要だったからだ。

科学が発展していなかった古代では、内向的つまりセンシティブな性質を持った人が人々を自然災害から守っていたと言われている。空気の臭いの違いを感じ嵐を察知したり、かすかな音を聞き分けて獣や外敵を感知するなど。

科学が発展して安全がかなり保障された現代では、そういった五感の鋭さは、ただ足かせになってしまうことが多く生き辛さを感じてしまうが、科学や芸術、エンターテインメントといった人々を豊かにする分野に力を発揮することができる。

外向的な人を勇敢に行動的に立ち向かう戦士だとすれば、内向的な人は精神力を消費しながら戦う魔法使いや僧侶といったところか。

しかし、内向的な人でも外向的にふるまう方法がある。それが、以下の3つのキーワード。

・自然特性理論

・コア・パーソナル・プロジェクト

・自由特性協定

内向的な人間が外向的にふるまうのが最強という人がいますが、私もそう思います。

内向的な人が外向性を身に付けた様は、さながら魔法戦士や勇者といった所でしょうか。最強です。

さてと、それでは自分が内向的に生まれたことを感謝しながら、部屋でYoutube見たり本でも読みましょうか。

↓Kindle Unlimitedで無料だったので貼っておくよ。(2019/9/8時点)


内向型を強みにする


内向型の生き方戦略―「社会から出て、境地を開拓する」という生き方提案

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