サイバーパンクなRPG『Shadowrun Returns』をクリア

Shadowrun
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Shadowrun Returns:dead man’s switchをクリアしました。

以前、Epic Gamesで無料配布されていたゲームです。個人的にはかなり楽しめました。

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どんなゲーム?

世界観

サイバーパンクな世界に魔法が溶け込んだ世界のRPGです。

アサルトライフルやショットガンで打ち合いながら、ファイヤーボールを飛ばしたりヒーリング呪文で回復、精霊を召喚して戦わせたりするハチャメチャな世界観です。

いけないお薬を決め込んで戦闘中に少しの間だけ強くなったりも。

怪しい宗教団体の地下施設に乗り込んで銃器や魔法などで敵を殲滅している様子

洋ゲーでおなじみのエルフ、ドワーフ、オーク、トロールといった種族も登場します。

元々、知的生命体は人間だけだったが”覚醒”と呼ばれる現象?によってエルフやトロールといった人間以外の種族が生まれた世界だとか。

種族によって差別などもあるみたいで、エルフは魅力的な外見などによって歓迎されており上流階級が多く、トロールは頭が悪いという偏見がある。

ストーリー

主人公はランナーと呼ばれる賞金稼ぎ。

かつての仕事仲間サムから数カ月ぶりに連絡があったと思ったら、俺を殺した奴を突き止めて欲しいという依頼がありそこからサムの死の真相を探っていくというストーリー。

デッドマンスイッチってやつです。

所々の会話では選択肢が提示されるので選んでいくシステムで、選択肢によってメインストーリーが変わることはありませんが会話内容が変わったり得られる報酬が変わることがあります。

ストーリー自体はそこまで長くなく10時間~20時間ぐらいでクリアできます。

スキルシステム

主人公は性別と種族、そしてアーキタイプとアバターを選択してプレイを開始します。

種族毎にスキルの最大値や能力の違いがある他、ストーリー中でも種族によって会話内容が変化します。私はエルフでプレイしたのですが色んな所で好意的な反応でした。

また、アーキタイプとは所謂ジョブみたいなもので以下のようなタイプがあります。

  1. 銃器や近接武器が得意な『ストリートサムライ』
  2. 呪文の詠唱に特化した『メイジ』
  3. 電子戦やプログラムのハッキングが得意な『デッカー』
  4. 精霊の召喚、サポート魔法を詠唱できる『シャーマン』
  5. ライフルや榴弾でサポートするドローンを操る『リガー』
  6. “キ”(氣)で肉体強化して戦う『フィジカルアダプト』

これらのアーキタイプは完全に固定化されたものではなく、カルマと呼ばれるスキルポイントを好きなスキルツリーに割り振っていくタイプのシステムなので、魔法や銃器に完全特化させることもできますし、銃器も魔法も扱えるなんて割り振りも可能です。

スキルの振り分け画面。カルマはストーリーを進めていくと随所で獲得できる。

さらに私が好きだった点なのですが特定のスキルを持っている場合にのみストーリー上で選べる選択肢があるというシステムがあります。スキルは戦闘だけでなくて通常シーンでも影響してきます。

例えば、

  1. 『デッキング』(ハッキング)のスキルが高いと電子ロックを解除できアイテムを入手できる。
  2. 『カリスマ』や『インテリジェンス』のスキルが高いと、交渉の場での相手の嘘を見抜いて報酬を吊り上げられる。
  3. 『ストレングス』のスキルが高いと細かい交渉を省いて力で解決できる。

など。

これらはスキルが無くても問題は無く、少しだけ有利に進められたり無駄な戦闘を回避できたりとかぐらいではありますが面白い点だと思います。状況によっていくつかの解決手段が用意されている場面などもありロールプレイング要素が高い

逆にパスワードを解除する場面でデッキングのスキルがあれば一発で解除できますが、無くてもパスワードを入力すれば開けられる場合などもあります。こういった場面ではメタ的にリアルハッキング(検索)などして解除することができるなど、個人的にはニヤリとできました。

普通のRPGではあまり好きではないプレイングですが、本作ではデータベースを検索してストーリーのヒントを探したり電子戦もテーマのひとつなので有りだと思っています。リアル電子戦です!むしろ、そういったプレイングを想定しているんじゃないかぐらいに思っています。

日本語化について

このゲームは公式では日本語化されていません。

有志の方が日本語化してくださっているのでそちらの非公式の手順で日本語化することができます。

Modをインストールするだけではなく、ファイルを差し替えてバッチを叩くなど一手間必要なので若干ハードルが高いかもしれません。まぁ、そのぐらいサクッとできる人でないとこのゲームの世界観は楽しめないかもしれません。

どんな人におすすめ?

やはりこういったサイバーパンクな世界観が好きな人におすすめだと思います。攻殻機動隊とか好きならニヤリとできる世界観。

このゲームでは以下のようなイメージでストーリーが進行します。

ストーリー進行
  • 会話
  • 探索
  • 会話
  • 戦闘
  • 探索
  • 会話
  • 会話
  • ホームに戻って装備を整える

会話パートが非常に多いのでそれ自体が楽しめる人やスキルや選択肢によって会話が変化するような部分で楽しめる人なら楽しめると思います。所謂ロールプレイング的なプレイがメインです。

逆に上記に当てはまらないとおススメはあまりしませんね。戦闘はちょっと地味だったり結構文章量が多かったりするので、派手で分かりやすいゲームが好きだとちょっと厳しいかもしれません。

その他感想

という訳で、私はこのゲームの世界観やシステムが結構楽しめました。

しかし、結構マイナーなゲームなのであまり攻略情報が無かったり、いまいちシステムがわからない所が多かったです。

例えばカリスマというスキルを上げるとエチケットを取得できるのですが、何の説明も無く、どう役立つのかが何の説明も無かったり。

まぁ、最後までプレイして2~3回ぐらいしか影響しなかったので何となくロールプレイング的に考えれば良いかと。(この主人公は知的で礼儀正しいのでコーポレイト<ビジネスマン>やソーシャライト<上流階級?>アカデミック<専門学?>などのマナーを心得ているとか、粗野なフリーの賞金稼ぎなのでギャングの作法ぐらいしかわからない、とか)

こんな感じの場面で役立つ。セキュリティのエチケットがあればすんなり通してもらえるが、そうでなければ別の手段を考える必要がある。

また私は最初にスキル構成を選んだときは、シャーマンスキルで精霊を呼び出してさらにドローンに戦わせるという他力本願スタイルで行こうと思ったのですが、なぜか精霊を呼び出すことができなかったり・・・(一応、消費アイテムを使うと呼び出せるはずなのですがなぜか選択できなかった。)

そういった不親切な点もありましたが私は楽しめました。

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コメント

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こんにちは、プカプカです。ふまじめなSE。
会社を辞めてフリーランスエンジニアになりました。今はSharePoint関係のお仕事やってます。Microsoft365勉強中。
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