美味しいお酒と美味しい料理を自分のペースで楽しめるひとり飲み。
自分だけの時間を楽しみたいときもれば、誰かと話したいという時もありますよね。
普段から話すのが得意な人は何げなくできちゃうんだと思いますが、そういうタイプじゃないとはじめは難しいですよね。
そこで、そこまで話すのが得意じゃないけどひとり飲み好きなアラサー男の私がひとり飲みをしてきた経験から、ひとり飲みの時の話し方について紹介していきたいと思います。
お店選び
お店選びは1番重要ですね。
ここを間違えるとその時点で、誰かと話すのは難しくなります。逆に言うと、自分だけで楽しみたいときはそういうお店を選ぶわけですね。
ひとり飲みに向いてる店はこちらの記事でまとめています。
話しかける相手
話しかける相手は選んだほうが良いです。これも重要。
酒場にいる人は、話しかけて欲しくない人と話しかけられても大丈夫な人に割とはっきり分かれると思います。
そのため相手を間違うと話が始まらないです。ここら辺はいろんな情報で判断する必要があると思いますので、最初は失敗しても良いので自分で経験を積むのが大事だと思います。
とは言っても、なるべく楽しく話せる確率が高いほうが良いですよね。そこで私の判断基準を紹介したいと思います。
店員さん編
まずひとり飲みを始めたばかりという場合は、店員さんと話すことから始めるのが良いと思います。
話しかけやすい店員さん
店長 / マスター
個人経営店の場合、お店の成り立ち、内装、メニュー、その地域の話など店長さんには身近な話題がたくさんあります。
そもそもお客さんとあまり話すのがそんなに好きではない人の場合は、居酒屋を始めないでしょうし、お客さんの前に出ずに裏方に引っ込んでいると思います。
そのため、お客さんが話しかけるタイミングがある場(カウンターやフロント)に出てくる店長さんという時点で、お客さんと話すのが好きという確率が非常に高いです。
声のトーンが高い女性店員
女性のほうが男性に比べてしゃべりやコミュニケーションの経験値が高いです。そして話好きです。(もちろん個人差はあると思います。)そのため、話を始めやすいと思います。
また、居酒屋さんのフロントのバイトはお客さんと少なからず会話があるバイトなので、絶対に話したくないという女性はほとんど選ばないと思います。その点でも話を始めやすいと思います。
ただし、声のトーンは気にしてください。声のトーンは心理状態が色濃く反映されます。
声のトーンが高い場合は、話す心の準備ができているときです。そのため、何か聞いたり話しかけても快く受け答えしてくれる場合が多いです。ですが、逆に声のトーンが低い場合は、実務的なこと以外はあまり気が乗っていない状態だと言えます。何か話しかけても、そっけなく対応されて終わることが多いと思います。
声のトーンを聞き分けて、話しかけるかどうか判断したほうが良いと思います。
話しかけずらい(話しかけない方がよい)店員さん
忙しそうな店員さん
お店が混んでいる場合や注文が多く入って、忙しそうにしている店員さんに話しかけるのはやめたほうが良いです。単純に迷惑になってしまいます。忙しいときの店員さんは、お客さんと話している余裕はないですからね。
声のトーンが低い若いバイトの店員
声のトーンが低い場合は、実務的なこと以外はあまり気が乗っていない状態だと言えます。そっけなく対応されて終わることが多いと思います。
注文を聞いたりするときの声のトーンが低い場合は話しかけずに実務的なことに終始するのがお互いにとって幸せだと思います。
店員同士の雑談が盛り上がっている店員
割と暇なお店や時間帯の場合、店員さん同士で雑談が盛り上がってる場合があります。個人的にはこういう場合は、やめたほうが良いと思います。
何か注文などで話が中断されても、すぐに雑談が再開すると思います。
お客さん編
店員さんと軽く雑談などをして、ひとり飲みで誰かと話すということに慣れたらお客さんと話してみるのも楽しいと思います。飲みに来ている人は色んな人がいますからね。普段話すことが無いような話をすることができると思います。
ただし、店員さん以上に他のお客さんと話すのは始めは難しいですよね。ここでも個人的に話しかけやすいと思う人と、話しかけずらいと思う人の傾向を紹介したいと思います。
基本的には相手もひとりで来ているほうが話しやすいですね。
話しかけやすい人
ひとり飲みの男性(単独で暇そう/手持ちぶさた)
自分と同じ状態ですね。ひとり飲みは割と時間を持て余すので、話相手がいるほうが嬉しいという場合が多いです。そのため、割と話に乗ってくる場合が多いです。
周りを少しきょろきょろしていたり、テレビをボーっと見ている、ちょっとだけ携帯をいじってすぐしまう、店員さんと少し話してその後暇そうにしている。そんな感じ。
ひとり飲みの男性に話かけた時は、話が盛り上がって30分以上ずっと雑談する確率ほぼ100%です。
ひとり飲みのおばさん(常連っぽい雰囲気)
たぶん1番スムーズなんじゃないかな。
ひとりで飲みに来ていて常連っぽい雰囲気のおばさんは、ほぼほぼコミュニケーションを楽しみに来ている人です。入ってすぐ仲良さげに店員さんと常連さんと話しているはず。
他のお客さんと話すきっかけを作ってくれたりして大体なんだかんだやさしい。
話しかけずらい(話しかけない方がよい)人
複数人客(2人以上)
誰かと一緒に来ているということは、その人と話したりするためですからね。ひとり飲みで話しかけるのは、ちょっと難易度高いと思います。
ただ、ひとりで来て常連さんと盛り上がっているという人の場合、仲良くなれる可能性は割と高いです。なぜならその人たちは最初はひとりで来て、その後仲良くなったわけですから、自分と最初は同じだった訳ですからね。話が合えば、お互いお酒が入っているのでスムーズに話が出来ると思います。
ひとり飲みの男性(携帯をずっといじっている)
自分の時間を楽しんでいるので邪魔しないようにしましょう。携帯をいじっている場合は、話しかけないでというメッセージと思います。(もしくは本当に用事がある)
ただし、例外的にスマホで動画を見ていたりする場合で、チラ見して自分と共通の話題となる場合はあり。例えば野球やサッカーを見ていたり、ゲームの実況などを見ている場合など。共通の話題で盛り上がれる可能性あり。
ひとり飲みの若い女性は?
ひとり飲みをするからには、女性と出会えたら、という気持ちはやっぱり無くは無い。
ですが、自分もまだあまり話しかけたことが多くなくて、というかひとり飲みの若い女性に出会うことってやっぱりそんなに多くないんですよね。
話しが盛り上がったことが1回、迷惑そうにされたことも1回ぐらいです 笑
話しかけ方
さてひとり飲みに向いているお店に入ることができて、良い感じに話しかけやすそうな人がいたとして、どんな話題から入るのが良いのでしょうか。
とりあえず、無難に話しを始めることが出来た方法を紹介していきたいと思います。
店員さん編
質問する
まずは質問から入るのが1番簡単だと思います。とりあえずメニューについて聞くのが簡単ですかね。
質問の仕方もできればクローズドクエスチョン(※ 「はい/いいえ」や「AかB」で答えられる質問)ではなくオープンクエスチョン(※ 相手が自由に答えられる質問)のほうが良いです。
クローズドクエスチョンでは相手の答えで話が終わってしまいますが、オープンクエスチョンでは相手の答えから、相手の今のテンションや性格などもある程度読み取れますし、話を発展させやすいですね。
このメニュー面白い名前ですね。どんなメニューなんですか。
それ○○が使われていて人気メニューなんですよ。
私も初めて見た時は、びっくりしたんですけど。
へぇー、面白いですね。気になります。
じゃあ、それください。
(メニューが到着)
お待たせしました。これすごいですよね。
おぉ!メニューの名前ってそういうことですね(笑)
しかも美味しそうですね。
どうですか。お口に合いましたか。
美味しいです!ちょっとびっくりしちゃいましたけど。しかも、これ日本酒に合いますね。
そうでしょ。実はちょっとこだわりが合って・・・
お客さん○○好きなんですか?
・・・
みたいな。
あとはちょっと成功率は下がりますけど『あなたのおススメは?』みたいに、個人的なおススメを聞くのも面白いです。
また個人店の場合、お店の内装やメニュー、店内にかかっている曲やテレビに流れている映像などは店長の趣味がほぼ間違いなく反映されているので、それについて店長さんっぽい人に質問すると色々話してくれます。
実は店長さんじゃなくても、店長さんを呼んでくれたりそのまま話がつながったりしますね。
お店に来たきっかけを話す
・誰かの紹介で来ました
・いつも前を通っていて気になっていたんですけど今日思い立って入ってみました
・お店の名前が気になって入りました
・面白い看板だったので
・○○なお店を探していてようやく見つけて入りました
とか、このお店を選んだ理由について話すのはきっかけとして出しやすいです。
自分としても、きっかけは100%何かあるので絶対に話題としてあるはずなのです。それが「なんとなく」入っただけだとしても、それでも良いのです。
お店の人にとっても、自分のお店を選んでくれた理由は気になる所ですし、そこがこだわりポイントだったりしますから、そこからお客さん(自分)に興味を持つきっかけになってくれやすいです。
そこからは
どこからいらしたんですか?
お仕事帰りですか?
みたいな感じで、話が始まったりしやすいです。
お客さん編
お客さんの場合は、相手をちゃんと観察してからのほうが良いです。とは言っても、じろじろ見たら不審者なのでさりげなく情報を収集します。
・この人はこのお店の常連か。それとも初めてか。
・どんなお酒が好みなのか。
・仕事帰りか、今日は休みで寄ったのか。
・お店に入ってから、どれくらいの時間を過ごしていそうか。
・どんな職業だろうか。
などなど。
これらの情報は、話しかけるきっかけとして出したり、いざ話が始まってから話題に織り交ぜやすいです。
また気をつける点としては、最初は丁寧な言葉遣いを使ったほうが良いと思います。なぜならば、誰だって酔っ払いに絡まれるのは嫌ですよね。丁寧な言葉遣いは、酒に飲まれていないよ、という情報を相手に与えることができるので、相手の警戒心を多少取ることができます。
このお店は良くいらっしゃるんですか?
私も良く使う質問です。
初めて来ました。という回答であれば、自分もそうであれば共通点になりますし、そのお店について思ったことなど色々共有できます。
良く来る、○回目くらいです。という回答であれば、このお店についておススメを聞いたりできます。お店に良くくるということは酒好きなので、まぁ間違いなくお酒についての話は盛り上がります 笑
○○お好きなんですか?
自分が好きなお酒の種類と同じものを飲んでいた場合、これで話しかけることが多いです。
自分の場合は日本酒が好きなので『日本酒お好きなんですか?』と聞いちゃうことが良くあります。
この質問をする場合、チューハイやビールなど特にこだわりなく飲むことが多そうなお酒の種類の場合は微妙で、こだわりが出そうな部類のもののほうが良いです。
・ワイン
・ウィスキー
など
そのメニュー美味しそうですね。なんてメニューなんですか?
自分でもまだ使いこなせていないのですが、うまくいくとぐっと仲良くなれます。
良い人だと少し食べさせくれます 笑
その後は料理をシェアしながら、楽しく話しが出来たりします。
少し食べてみますか?(or 飲んでみますか?)
これはちょっと応用編ですけど、逆にこちらのこと(or 自分が注文している品)が気になっていそうな人がいる場合に使うパターンです。
お店によっては、ちょっと気になる見た目なメニューがあったりするのですが、人によっては気になるけど注文する勇気が無かったりします。あるいは、見た目のインパクトがあるメニューは人の目を引きます。
そういったとき、つい人はそのメニューに目が行ってしまうので、すかさず声をかける訳ですね。
ノリが良い人は『じゃあひとくち』みたいな感じです。そうしたら、そこから話を始めるも良し、アナタ次第です。
自分も「グラスホッパー」というドギツイ緑色をしたカクテルを注文したとき、そういうノリになったときがありました。
・・・!(何あれ、じーっっ)
・・・!?(めちゃ、がん見されてる。まぁ、気になるよね。)
ひとくち飲んでみます?
えっ、良いんですか。じゃあひとくち貰います。
注意点
引き際はよく
話かけて相手の反応があまりよく無ければ、引き際はよくしたほうが良いと思います。酒場にはみんな美味しいお酒や料理、雰囲気を楽しみに来ているのですから、できればお互い嫌な気持ちにはならないで済むようにすべきです。
ひとりでゆっくり飲みたい人もいるでしょうし、あまり知らない人と話すのが好きじゃない、または今日はそういう気分じゃないという人もいるでしょう。そういう場合は、反応がそっけなかったりするので、そっとしておきましょう。
あまり酔ってない人には、自分も酔ってない状態で
あまり酔っていない人は、酔っ払いに絡まれるのは良い気分でないことが多いです。
基本的にはひとり飲みでは、ほろ酔いぐらいで済ますのがおすすめですが、もし顔が赤くなったり、ろれつが悪くなるぐらい酔っている状態では、シラフ寄りの人にあまり絡まないほうが良いと思います。
相手も酔っ払いなら、まぁ良いんじゃないかな。
話しかけられ方
でもやっぱりどうしても話かけるのは苦手、でも話しかけられたいという場合は、そういう雰囲気を出しておくだけで良いと思います。
逆に話かけられたくなければその逆ですね。
携帯はあまりいじらない
携帯=自分の世界です。
周りを観察する
色々と興味がありますよ。という態度になります。
楽しそうな雰囲気をかもしだす
ひとりで出すのは難しいという人もいるかもしれませんが、料理を美味しそうに食べたり、お酒を美味しそうに飲む。
やっぱり酒場には楽しみに来ている訳ですから、そういうプラスな雰囲気の人のほうが話かけやすいですよね。
(店員さんに)『初めてなんですけど』みたいなジャブをかます。
半分話しかけていますが、いろいろと気にかけてくれるようになります。
さいごに
ひとり飲みでは偶然その場に居合わせた人同士で仲良くなって話たりできる点で面白いです。誰かと行くのも楽しいですが、その楽しみ方は完全に別物です。
とは言え、お店選びやシチュエーションが失敗すると、残念な結果になることもあるのでそのときは見切りをつけて『すっ』とお店を出る判断も必要だったりします。
せっかくお金と時間を使って飲みにいくのですから、色々な楽しみ方を出来たほうが良いですよね。
ひとり飲みには言ったけど、あまり話したことが無いという人はぜひチャレンジしてみてください。
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