この前ブックオフで漫画を物色していたところ、店内放送で聞き覚えのある曲が聞こえてきたんですよ。それはcapsuleの「恋ノ花」です。
「恋ノ花」はcapsuleのシングル「東京喫茶」のカップリング曲で、ファーストアルバム「ハイカラ・ガール」にも収録されています。たぶん結構マイナーな曲です(と自分では思ってました)。そしてcapsuleの初期の曲ってクラブミュージックっぽい曲ではなくJ-Popっぽいんですよね。
で、そのマイナーな曲が何で店内方法(USEN?)でかかっていたのかというと、どうもきゃりーぱみゅぱみゅがカバーしていてそれが流れていたみたいでした。歌っているのがこしじまとしこじゃなくてきゃりーぱみゅぱみゅなんですよね。
これまでもきゃりーぱみゅぱみゅはcapsuleの曲を結構カバーしていて、何となく認識はしていたんですけど、気になったので今回はそれをまとめてみようと思いました。
きゃりーぱみゅぱみゅのcapsuleカバー一覧
# | タイトル | カバー(きゃりーぱみゅぱみゅ)収録アルバム | リリース日 | 原曲(capsule)収録アルバム | リリース日 |
1 | jelly | もしもし原宿(ミニアルバム) | 2011年 8月17日 | FRUITS CliPPER | 2006年 5月10日 |
2 | RGB | なし(ライブのみ「ドキドキワクワク ぱみゅぱみゅレボリューションランド2012 in キラキラ武道館」) | phony phonic | 2003年 11月19日 | |
3 | Super Scooter Happy | なんだこれくしょん(2ndアルバム) | 2013年 6月26日 | S.F.sound furniture | 2004年 6月9日 |
4 | do do pi do | ピカピカふぁんたじん(3rdアルバム) | 2014年 7月9日 | L.D.K Lounge Designers Killer | 2005年 9月21日 |
5 | 恋ノ花 | じゃぱみゅ(4thアルバム) | 2018年 9月26日 | ハイカラ・ガール | 2001年 11月21日 |
jelly
RGB
Super Scooter Happy
do do pi do
恋ノ花
カバーの時期について
2011年、2012年、2013年、2014年と毎年カバーしているけど、2015年~2017年の3年間はカバーされていなかったです。この時期はいわゆる原宿系の人気に陰りが出てきた時期みたいで、きゃりーぱみゅぱみゅの人気もちょっと下火になってた時期だし仕方が無いかな。その後、2018年の4thアルバム「じゃぱみゅ」にてカバーをしています。
また、1stアルバムの「ぱみゅぱみゅレボリューション」ではカバー曲はありませんでした。1stアルバムは完全にきゃりー自身のアルバムとするため入れてなかったと考えるのが自然ですかね。
カバーの選曲の傾向
どっちかというとcapsule後期の曲でクラブミュージックっぽい感じの曲調。あんまりきゃりーぱみゅぱみゅっぽくない?
おそらくまずきゃりーぱみゅぱみゅを売り出そうというタイミングなので、曲自体の認知度が高い曲を選択したんだろうなと思う。
capsule中期の曲でピコピコサウンドのかわいい曲。うん、これはきゃりーぱみゅぱみゅっぽい曲たち。
カバーした時期もきゃりーぱみゅぱみゅの全盛期で、きゃりーらしい曲を選択したのは間違いないと思う。
capsuleの初期の曲でJ-POPっぽくてしっとり系の曲。これまでのきゃりーぱみゅぱみゅのかわいい系のイメージから少し方向転換。新しい方向性の曲を選択したんでしょうか。
こうしてみると、capsuleの辿ってきた道を逆行していっていますね。
そう考えていくと「恋ノ花」はcapsuleがCDデビューした2001年にリリースした曲ですから、これ以上逆行する道はなくて、逆行するとしたらデビュー前の状態、つまりあとは引退の道を辿るしかないということになるんでしょうか。
そうすると最後にカバーする曲はcapsuleの1stシングルの「さくら」だったりして。
さいごに
まとめてみると、意外とカバーしている曲数は少なかったです。もっとしてると思ったんだけど。
もしまだカバーする機会があるのなら、capsuleの初期の曲は個人的にすごく好きな曲が多いのでぜひカバーしてもらいたいです。「壊れた時計」とか「写真」とかどうですかねヤスタカさん。
逆にcapsuleというか、こしじまとしこがきゃりーぱみゅぱみゅの曲をカバーするのも面白そう。「スキすぎてキレそう」とか雰囲気的によさそうだし、こしじまとしこのwikiに「つけまつげ収集」が趣味とあるので「つけまつける」とかぴったりなんじゃないでしょうか。
以上、ありがとうございました。
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