美味しいコーヒーを家で飲みたい。豆から挽こう。
でも手動は面倒。昔、手挽きミルを持っていたけど面倒臭くてたまにしか使わなかった。よし、ならば面倒くさくない電動のコーヒーミルを買おう!
ということでCoresのコーングラインダーC330を購入しました。
以下、選んだ流れとCoresの感想。
電動ミルの商品を決める際に色々調べましたが、かなりたくさんの種類があってどれを買えばよいかかなり迷いました。
実際、ネットで検索しても「おすすめ15選」とかおすすめ多すぎぃ・・・ってなりましたし。とはいえ、ある程度しっかり調べて自分が納得できた方が良いのは間違いないですが。
Coresにした理由
価格・性能・メンテナンス性・デザイン
のバランスが良い商品がCoresでした。
電動ミルを探してみると大体価格帯は3つ。
1万円以下
2万円前後
3万円以上
価格帯で考える
1万円以下
1万円以下の商品はプロペラ式などの安価な方式が採用されていたり、連続使用時間が短かったり(最大20秒など)されていることが多く、利便性・粉の均一性(=味)などが犠牲になりがち。
とはいえ、そこまで拘りが無ければ1万円以下の適当な商品でも良いと思われる。でもせっかくだから、もう少しかけても良いと思うならそうした方がきっと幸せになれる。
2万円前後(ここがちょうど良い)
1万円を超えたぐらいから付加価値の高い商品が増えてきます。
音が静か、粉が均一、微粉が少ない、連続使用時間が長いなど。
コーヒー好きならこのぐらいの価格帯がバランスが良くて良いと思います。Coresもこの価格帯でした。
3万円以上
3万円を超えてくると業務用に近くなってきます。
有名どころだとナイスカットミルとかがこの価格帯。とにかく良いのが欲しいというならここら辺を見繕っても良いですが私はそこまで必要無いなぁ、という感じでした。
最終選考する
そして調べていった結果、2万円前後の2つの商品が最終候補にあがりました。
WilfaとCoresです。
どちらも価格が2万2000円程度で粉の挽き具合が良いというレビューが多かったです。
挽き具合がどちらも良いということであれば、あとはもう使い勝手やデザインで選ぶしかありません。使い勝手とデザインを比較した結果coresを購入することにしたのです。
使ってみた感想
良い点
ドリッパーをそのまま置けるのがとても楽
ペーパードリップのドリッパーなら、直接ドリッパーを置いて粉を受けることができます。粉が挽き終わったらそのままコーヒーサーバーに置いてドリップを開始可能。
これがとても楽。
電動ミルの中には、センサーが付いており専用の粉受けがセットされた状態じゃないとミルが動かない商品もあるみたいですが、coresにはそれが無く、サイズ感もちょうど良いのでドリッパー直置きができます。
写真はHARIO (ハリオ) V60の1~4杯用。少し傾けてセットするとちょうど収まるぐらいのサイズ感です。
実は対抗商品だったWilfaではこれが出来ないみたいだったので購入する決め手になりました。
毎日のように使う物は少しでも楽な方が良いですからね。せっかく買ったのに面倒で使わなくなってしまうというのが最悪なパターンですから。
パーツを外して掃除できる
コーヒーミルで豆を挽くと、粉のカスがグラインダー部分に残ってしまうことがあります。
カスが付着したままだとカスが酸化してしまい、次回以降に豆を挽いた際にそれが混ざり、味に悪影響を及ぼしてしまいます。
coresの場合、豆を挽くグラインダー部分(コーン式)を取り外すことができるため、グラインダーに付いた豆のカスを掃除しやすいです。
オシャレ
丸みを帯びたかわいらしいデザインで私は好きです。
本格的な喫茶店に置いてあるようなデザインが良いという人もいるかもしれませんが、coresはおしゃれなカフェって感じのデザインでなんか良くないですか?
coresにはタイマーが付いておりモーターの停止時間を設定できますが、これもコーヒー豆のデザインにになっていてかわいい。
悪い点
カスが散らばる
先ほど紹介した通り、私はドリッパーで直接粉を受けて使っていますが、ドリッパーを外した後に粉のカスがパラパラと落ちてきます。(見た感じ、多くは豆の甘皮って感じですね。)
毎回掃除すれば良いのですが、私のようなものぐさ者だとそのままにしてしまうことがあります。そうすると、写真のように粉のカスが溜まってしまいます。
とはいえ、粉が溜まっている銀色の受け皿部分は外すことができるので、受け皿に落ちてしまったカスは掃除しやすい構造になっています。ちゃんとした人ならこうはならずキレイに保てると思います。
使い勝手
挽き具合は良い
私はcoresしかグラインダーを持っていないので比較ができませんが、まぁ良い感じだと思います(笑)
美味しく飲めています。
ミル部はコーン式(上下の刃で低速回転でつぶす)なのでやはり微粉は出てしまいますが、豆を挽いた後の粉はとても良い香りが漂ってきます。粉の粒もかなり揃っているように思えます。
抽出後はこんな感じ。
ちなみにコーヒープレスで抽出する場合やスッキリした飲み口にしたい場合など微粉が気になるときは、ふるいを使って微粉を取り除いています。
挽き目は細かく調整できる
粉の粗さはメモリで調整します。
目安として10段階のメモリがありますがほぼ無段階に調整できますので、好みの粗さで挽くことができます。
私は少し粗目で淹れるのが好きなので、ペーパードリップの時は8番ぐらいで挽いています。
タイマー付き
タイマーのメリット
coresの上部にはコーヒー豆のコンテナが付いており、豆をたくさん入れておくことができます。
コンテナに豆を入れておけば使う時に決まった時間タイマーで起動してあげることで、毎回豆を入れる手間も無く1回分の粉を挽くことができます。
連続動作時間とタイマーの設定
coresの連続動作時間は最大で50秒です。
10秒刻みでタイマーを設定可能で丸い起動ボタンの左右にある矢印マーク(◁と▷)のボタンで設定します。コーヒー豆のマーク1つで10秒。わかりやすくてオシャレですね。
タイマーの使用感、30秒でどれくらい挽ける?
私は普段、カリタのメジャースプーンで3杯の中煎り豆(約30g)を挽いています。500mlぐらい抽出できる量です。これが、だいたい30秒弱で挽き終わります。
そのため、30秒でセットしておけばだいたい1回分の粉を挽くことができます。
単位時間あたりに挽ける量は豆の大きさや焙煎具合によって変わってきますので、普段使っている豆の1回分の挽き時間を事前に確認しておくと良いです。
ただし、1回分の量が挽ける時間が10秒刻みではなく、例えば35秒ぐらいとなると少し面倒かもしれません。タイマーが10秒刻みにしかセットできないので少し調整する必要がでてきます。
・挽き時間を手動で調整する(タイマーで30秒+手動で5秒)
・1回の抽出量を調整する(増やす or 減らす)
まぁ、毎回必要な分を投入して挽くという場合はそれほど気にする必要は無いかもしれません。私も毎回違う豆を挽いたりするので、コンテナに溜めておくことは無く、必要量の豆を測って入れて挽いています。
コンテナ
豆を溜めておけるコンテナの容量は公式で130gと記載があります。
コンテナ部は蓋は付いていますが密閉されてはいません。埃などを防ぐ程度の物と思って良さそうですね。
500mlのホットコーヒーを抽出する場合の豆の量は35g前後が目安。だいたい3回ぐらい使ったら、豆の補充が必要になるサイズ感となります。
豆を密閉されていない状態で置いておくと、酸化したり湿気を含んで味が劣化すると言われていますが、1日1回豆を挽くとするとだいたい3日~4日で使いきれる量なのでそこまで劣化を気にしなくても良い状態で使いきれると思われます。
その他メモ
コンセントの長さ
約130cmでした。
コンセントと多少離れていても大丈夫だと思います。
さいごに
ぶっちゃけ、同じような価格帯の電動ミルであれば粉の挽き具合などの性能はほとんど誤差なんじゃないでしょうか。(本当か?)
であれば、あとはデザインや使い勝手の差。
そういった点ではcoresはおすすめ。自分はこれを買って満足しました。
<関連記事>